手






岩城さんの手は、細くて綺麗で・・・・

そのまっすぐ伸びた長い指先が、髪を、掻き上げるたび・・・

コーヒーのカップを、掴むたび・・・

あんまりその仕草が素敵なんで、溜息が出てしまう。

なんでもない仕草が・・・俺を虜にする・・・

それは、俺が、岩城さんをこんなに愛しているからだろうか・・・

俺の髪に触れるその指先からは・・・

岩城さんの温かくて優しい愛が、俺の身体に流れ込んできて・・・

それは、いつも俺を、心から満たしてくれて・・・

天国にいるような気分にさせられる・・・

知ってる?岩城さん、そんなことが、できるのは、岩城さんだけなんだよ・・・





香藤の手は、分厚くて、大きくて・・・

料理をするその手・・・ 

携帯を開けるときのその手つき・・・

何度見ても、あきないほど・・・その男らしさに見惚れてしまう。

俺の身体を包み込むしっかりとしたその手に抱かれる時、俺は、幾度も安堵させられる。

こんなに、俺を愛してくれているのだと・・・

おまえだけは、どんなことが、あっても、俺を裏切ることは、しないのだと・・・

おまえのなんでもない仕草が、俺を、ときめかせる。

知ってるか? 香藤・・・そんなことができるのは、おまえだけなんだぞ・・・





愛してる・・・愛してる・・・・・・

きっと、何度言っても、物足りない・・・・・・

こんなに、誰かを、愛する日が、来るなんて・・・・・・

こんなに、大切にしたい人が、いるなんて・・・・・・


だから・・・だから・・・どんなことがあっても、この手を離さないで・・・岩城さん

だから・・・だから・・・どんなことが、あっても、この手を離さないでくれ・・・香藤・・・・・

どんなに、どんなに、愛しても、愛し足りない人・・・・・・

だから・・・・だから、この手を、離さないで・・・・・・

ずっと・・・ずっと・・・・・・・




レイ

2006年 1月
戻る レイさん、
甘甘ですねぇvvv
可愛エロい、
岩城さんと
香藤君を
どうもありがとうございますvv