ラブラブマグカップ





洋二マグカップ :「おはよう、京介マグカップさん。」

京介マグカップ :「ああ、おはよう。」

洋二マグカップ :「今朝は、岩城さんの入れたコーヒーだね。」

京介マグカップ :「ああ、彼、こだわって入れてるからな。」

洋二マグカップ :「京介マグカップさん、とってもいい香り。」

京介マグカップ :「・・・馬鹿、俺じゃなくて、コーヒーだろ。」

洋二マグカップ :「そんなことないよ!

           京介マグカップさんはいつも、いい香りがするもん。」

京介マグカップ :「お前だって、いい香りじゃないか。」

洋二マグカップ :「へへっ、そうかな。

           ・・・ねぇ、この前、香藤君が岩城さんに、

           『美容には、ビタミンC!』とか言って、

           淹れてたの、なんだっけ?」

京介マグカップ :「あれは、ローズヒップティーだ。」

洋二マグカップ :「あれって、紅くて、

           京介マグカップさん、綺麗だったねv」

京介マグカップ :「・・・なに言ってんだ・・・。」

洋二マグカップ :「コーヒーの入ってる京介マグカップさんは、

           アダルトな感じで、男前だけど、

           あのハーブティーのときは、色っぽかったナァvv」

京介マグカップ :「・・・お前な・・・。」

洋二マグカップ :「・・・やだナァ、照れちゃってvv・・・可愛いvv・・・」

京介マグカップ :「・・・可愛いとか、言うなって、いつも言ってるだろ?!」

洋二マグカップ :「岩城さんも、綺麗で可愛いいけど、

           俺の京介マグカップさんのほうが、綺麗だよvv」

京介マグカップ :「お前、そんなこと、香藤君の前で言うなよ。

           怒られるぞ。」

洋二マグカップ :「どうしてさ?ほんとのことなのに。」

京介マグカップ :「あのな・・・。」

洋二マグカップ :「京介マグカップさんは?

           俺より、香藤君のほうが好きなの?」

京介マグカップ :「拗ねるな・・・そんなわけないだろ。」

洋二マグカップ :「ありがとvv・・・嬉しいよ。」

京介マグカップ :「・・・あっ・・・こら!」

洋二マグカップ :「くっ付いてるんだもん、いいじゃない。

           岩城さんが俺たちをくっつけて、

           テーブルに置いたんだから。」

京介マグカップ :「・・・仕様のない奴。」

洋二マグカップ :「・・・ねぇえ・・・。」

京介マグカップ :「待て!二人が戻ってきたぞ!」

洋二マグカップ :「ちぇぇ〜〜・・・。」

京介マグカップ :「・・・後で、戸棚の中で二人きりになれるだろ?

           我慢しろ。」

洋二マグカップ :「・・・はぁ〜〜〜い・・・。」





     〜終わり〜




       弓




    2005年6月17日
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