触れもせで 第2話 ―「公使閣下の深夜設宴」― 「・・・はぁあっ・・・んんっ・・・」 岩城が両腕を香藤の背に巻き付け、仰け反っている。 顔を快感に歪ませ、香藤の突き上げに熱い声を上げ続ける。 「・・・あぁっ・・・ふっうぅっ・・・」 揺さぶられるたびに少し伸ばした髪を振り乱し、 それが汗で顔に張り付いていた。 「・・・んぁっ・・・あっ・・・ぁふっ・・・」 その岩城を見下ろしながら、香藤は顔をしかめていた。 第2回の撮影は、明日。 昼には、岩城はでかけていく。 「・・・ひぁっ・・・あぅっ・・・んぁんっ・・・」 そう思った途端、香藤は無意識に腰を叩きつけていた。 岩城の頤が跳ね、 両脚の爪先をシーツに立てて、岩城の腰が浮いた。 「・・・香藤ッ・・・はんぁっ・・・か・・・香藤ォ・・・」 ・・・この姿、演技でだって誰にも見せたくない・・・!・・・ 内心のいらつきが香藤を追い込んだ。 苦しいまでの追い上げに、岩城が身体を捩り、堪らず悲鳴を上げる。 「・・・はっ・・・早くッ・・・香藤ォ・・・」 「まだっ」 眦から、ぼろぼろと涙が零れる。 「・・・頼む・・・からっ・・・もうっ・・・や・・・やめ・・・」 香藤の怒ったような声に、絶え絶えの息で岩城は懇願した。 「わかったよッ」 「・・・んあっぁぁッ・・・・」 くたり、と意識を飛ばしてシーツに沈む岩城を見下ろして、香藤は嘆息した。 「・・・小野塚がこれを見るんだよなぁ・・・俺、泣きそう・・・」 自分の嫉妬で岩城を攻め立てた結果を、 香藤は翌日、後悔することになるとは思いもよらなかった。 第2回の撮影は、白石と吉永の出会いから始まる。 白石の自宅に吉永が訪れる。 居間の入口で、父の前のソファに姉と並んで座る男と目が合った白石は、 それがすぐに吉永孝司だと気付いた。 白石の挨拶に、吉永が、くす、と笑う。 「毎度のことで分かってはいても 呼び捨てにされたかとドキリとするな。 まったく、公使を拝命してから紛らわしい事この上ないよ。」 白石は、昇進の最年少記録を塗替え続けている吉永を、 呼び捨てには出来ない、と微笑んだ。 「智宏君の研修は中国だったね。じゃ、本省でも中国課に?」 「はい。配属になりました。」 「そうか。おめでとう。これから公私共に宜しく。」 吉永の差し出した手を握り返しながら、白石は微笑んだ。 白石のモノローグが入る。 吉永の容姿に関してと、この先に、 二人の間に起きる出来事への複線としての台詞。 伏魔殿と呼ばれる外務省でそれは 実しやかに囁かれていたが 俺は単に出世を妬む人間の陰口程度にしか 捉えてなかった あの奇行を見るまでは―――・・・ 都内某所のビル群の谷間で、白石の通勤風景を撮る。 同僚と並んで歩いての会話。 その中で、白石は吉永の噂を耳にする。 白石の父親が米大使になったことに、 軽い調子で揶揄していた同僚の福沢が、 何かに気付いたように立ち止まった。 タイに、今、名物公使がいる、と言う。 「股間外交するって言う――・・・」 その言葉に、白石の顔がほんの少し強張った。 福沢が言葉を続け、彼はその公使を女性だと思っている、とわかる。 「相当美人らしいけど、なんつったかなー・・・」 だらしなくにやける福沢の言葉を、白石はさえぎった。 「福沢!!」 「なんだよ。びっくりすんな。」 振り返って、白石は人差指をさしつけ、アドバイスをする。 そして、 「三つ!!」 と、福沢の顔に指を3本、当てながら白石は笑った。 「多分のその名物公使は俺の姉貴の婚約者、吉永公使だ。 つまり男だよ? それくらいの情報掴んどけ。」 「え・・・。そなの・・・?」 福沢はがっくりとして、間抜けた顔を白石に向けた。 「休憩、入りま〜す!」 ロケバスの中で、福沢役が小野塚にコーヒーを差し出した。 「あ、サンキュ。」 「いいなぁ、小野塚さんは。」 さも羨ましそうなその声に、小野塚は首を傾げた。 「だって、岩城さんと会えるんだから。 俺、会ったことないんですよね。」 「ああ、そなんだ。」 「岩城さんて、どんな人なんですか?」 う〜ん、と小野塚は背を伸ばして彼を見つめた。 「ある意味、吉永公使みたいな感じ?」 「へ?!」 「捉まったら最後ってとこが。」 「・・・エ?」 福沢が顔を歪ませるのを、 笑って見返すと小野塚は片目をつぶって見せた。 「香藤を見ればわかるじゃん?思い切りとっ捉まってるだろ?」 「ああ、そうですよねぇ。岩城さんて・・・。」 「俺は香藤のダチだから、岩城さんを間近で見てるけどさ。 くそ真面目で、堅物。なのに、あの色気だもん。すげぇよ。」 「フェロモン巻き散らしってとこは、吉永公使ですねぇ。」 そう言って笑う福沢役に、小野塚はニヤリ、と笑った。 「この役よりすげぇかもよ。」 ごくり、と福沢訳は喉を上下させて小野塚を見返した。 「自覚ねぇんだもん、岩城さんて。 だから香藤が馬鹿みてぇに、キャンキャンまわりに吠えるんだよな。 岩城さんにちょっかい出そうもんなら、香藤のヤツ、相手を殺しちまうね。」 「うは・・・。」 笑って顔をしかめる彼に、小野塚は同調して頷いた。 「ある意味、最強だよな。俺は、役者としての岩城さんが好きだし、 今回の共演もすごい嬉しいけどさ、香藤がうるさい。」 「うるさい?」 「そ、」 少し溜息をつくと、小野塚は残りのコーヒーを飲み干した。 「スタジオ撮影だとヤツ、見学にくんだよ。うるせぇのなんの。」 福沢役が吹き出した。 それを横目で見ながら小野塚は、ぽりぽりと頭をかいた。 「笑いごっちゃねぇよ。こっちは迷惑。 岩城さんも怒ってるしさ。あいつ、何とかなんねぇのかな。」 「無理でしょ、それ?」 「無理だよな?」 思わず顔を見合わせて、二人は一頻り笑った。 スタジオ撮影。 大使館内での会談風景を撮っている。 休憩の声が上がり、岩城が、ゆっくりと椅子に腰を下ろした。 テーブルに肘をつき額に手をあて、ほーっと息を吐く。 それを遠巻きにして、スタッフが顔を見合わせていた。 「・・・なんなんすかね、あれは・・・。」 その岩城の気だるげな風情をさして、 スタッフがこそこそと囁き交わしていた。 それまでは香藤との関係をとっくに知ってはいても、 岩城のどこが、と首を傾げるものもいた。 ・・・・・が。 その気だるげな岩城の姿が、スタッフたちの妄想をかき立てた。 そのとき、 見計らったかのようにスタジオの扉が開いて、香藤が顔を出した。 それに気付いた小野塚が、香藤に気付かぬふりをして岩城に近寄った。 「岩城さん、何か飲みますか?」 「ああ、小野塚君。ありがとう。」 「コーヒーでいいですか?」 「うん。」 軽く微笑んで、岩城は椅子に背を預けた。 香藤はその姿を目にして、思わず立ち止まった。 どう見ても、夕べの行為が尾を引いている。 ・・・やり過ぎた・・・。 「岩城さん、はい、コーヒー。」 「ああ、ありがとう。」 しまった、と頭を抱えそうになったとき、 いそいそと小野塚が岩城にコーヒーを差し出すのを見て、 慌てて香藤は岩城に駆け寄った。 「岩城さん。」 「香藤、また来たのか。」 岩城の呆れ顔に、香藤は肩をすくめた。 「だって・・・。」 「静かにしてろよ。」 「うん、わかってる。」 小野塚が香藤を少し離れたところまで引っ張ると、声を潜めた。 「お前、ちょっと考えろや。なんだ、あの岩城さんは。」 「・・・・・・。」 小野塚の言わんとすることが容易に分かって、香藤は頭をかいた。 「いや、その・・・。」 「お前、自分で種まいてどうすんだよ?」 「そんなに、やばいか?」 「馬鹿。これからフランス大使と会食シーン撮んだぜ? 見てみろ、あの顔。」 そう言って、小野塚は親指をスタジオの別の場所へ向けた。 そこに、フランス大使役の俳優がいた。 その視線が、岩城にじっと向けられている。 「げっ・・・。」 香藤がその熱いまなざしに、絶句した。 「奴だけじゃない。スタッフの大半もだ。 あんな気だるそうに座ってられちゃ、誰だって想像すんだろ? おまけに、お前本人が来ちまったら、ますます煽るよな。 わかってんの?」 がっくりと肩を落として嘆息する香藤に、 小野塚は追い討ちをかけるように続けた。 「お前、全ッ然、懲りてねぇのな。」 確かに、自分と岩城を交互に見て顔を赤らめるスタッフ達がいる。 それに気付いて、 香藤はなるべく岩城の傍へ寄らないように、隅に座った。 その香藤の目の前で、小野塚はかいがいしく岩城の世話をしていた。 「いいよ、小野塚君。気を使わないで。」 「いいんすよ。俺、岩城さんのボディガードのつもりだから。」 「は?・・・」 小野塚は、その岩城の不思議そうな顔に、内心呆れながら答えた。 「でないと、香藤にどやされちまう。」 「そんなことないよ。香藤のは・・・。」 「頼まれたわけじゃないけど、岩城さん、狙われてるみたいだし。」 小野塚が小さな声で、苦笑する岩城の耳に囁いた。 遠目から見ると、仲良く耳打ちしながら話しているように見えて、 香藤は思わず立ち上がりかけた。 「カメリハ、いきま〜す!」 その声に、諦めて小野塚を睨みながら、 どさり、と椅子に腰を落とした。 在タイ青木大使は、米財務副長官との会食の為、 訪れた仏大使の相手を吉永が務めた。 無論、そのことを分かった上で、フランス側がその日を指定してきた。 格下の公使に相手をさせるためだ。 日本のアメリカ追随の姿勢を、 若い吉永を揶揄ることで非難していた。 そんな相手の思惑をものともせず、立場をひっくり返した吉永を、 隣に座り一部始終を見ていた白石は、その見事さに息を飲んだ。 フランス大使が、吉永を個人的に公邸に招待をする。 吉永はそれを平然として受ける。 「いや、実に有意義な夜でした。 このまま、この国を離れるのが惜しくなりましたよ。」 「私も同感です。親交を深めるには、いささか短すぎでしょうか。」 後部座席に座り、窓を開いて仏大使が吉永に視線を向けた。 「宜しければ明晩、非公式で公邸にご招待したいが、 受けていただけますかな?」 「勿論、喜んでお伺いします。」 大使館のロビーで、先輩職員と話をする中で、 白石は吉永の噂の出所を知る。 「クラブの誰から漏れ聞いた事をここぞとばかりに使ったんじぇねーの?」 「クラブ?」 「吉永ファンクラブ?俺らが勝手にそう呼んでんだけど。」 「吉永公使、見た目が華やかだからな。 それに将来性も買われてる部分もあるんだろ。 実際俺が知る限りでも、すげー面子だよ。 人脈が宝ならあの人は大金持ちだ。」 その言葉聞きながら、白石は愕然としていた。 「いろいろ下世話な噂があるみたいだけど、 それ生かせる力があるんだから、 いいんじゃないのって、俺は思うけどね。」 福沢の言葉が脳裏をよぎった。 『なんでも各国大使に大人気で?』 『股間外交するって言う―――・・・』 『今夜の事を君に話されては困る』 『未来の義弟に、一つ、秘密をもってもらおう』 そう言って、自分の唇を塞いだ吉永のあの時の顔が蘇った。 ・・・まさか、あんな事を各国要人にしてるんだろうか・・・ ロビーに立ち尽くす白石に、後から声がかかる。 「白石君。」 ぎょっとして振り返ったそこに、吉永がいた。 「丁度よかった。明日、仏大使公邸への車の送迎、頼みたいんだが。」 ぞくり、としながら白石は頷いた。 「分かりました。」 翌日、吉永を送っていった白石は、車に乗ったまま、 仏大使館の敷地内で待っていた。 その白石に、帰りの車内で吉永が言う。 「待っていることはなかったんだ。」 眼鏡をはずしながら吉永は溜息をついた。 「これが日本の「八チ公物語」かと嫌味を言われた。」 バックミラーで吉永の姿を捉えて、白石が静かに口を開いた。 「お疲れのようですね。」 「疲れもするだろう。 延々3時間フランス自慢といかに自分が日本理解者かと、 薀蓄を聞かされたんだ。 すぐに本題に入らないところが老獪だな。」 「いつも、そうやって私的な時間を使って情報収拾・・・ですか。」 「何だ、今日はやけに絡むな。」 「噂を・・・聞きました。」 白石のその言葉に、吉永の顔がぴくっと動く。 「吉永公使は外交に顔や躰を使うと・・・ 勿論、下卑た意味で言ってます。」 吉永が黙り込んだ。 すっと、冷たい顔になり、下を向く。 「・・・成程。」 頭をシートの背もたれにつけ、言葉を続けた。 「それで俺の乱行を知る君としては黙っていられなくなった訳だ。」 「否定しないのですか。」 「してどうなる。こういう事は信じる信じない以外にない。」 「ずるい言い方ですね。さすがだ。 疑う俺の人間性に掛かってくる言い方ですよね。」 「顔・・・ね。 俺はこの仕事に就いて、顔で得したと思ったことは一度もない。」 吉永が、左の窓から外を見ながら、ゆっくりと口を開いた。 「どんなに必死で仕事しても、半分は顔に手柄を持って行かれる。 そのくせ、この見た目のせいでまずは嘗められる。」 無言が続いた。それを破って白石が口を開いた。 「・・・一国の大使を手玉に取る姿を、今日、見ました。 俺など言いくるめるのは容易いでしょう。」 「じゃ、どうする。別に信じて頂かなくても結構だが。」 「調べます。俺に否と言えない筈ですよね。」 運転する白石の後姿に視線を向けていた吉永。 ふ、とその視線をはずして呟くように言った。 「・・・好きにしろ。」 白石のマンションでのシーンの前に、ふたたび、休憩が入った。 スタッフが、椅子に座る岩城に近付き、その前にしゃがみ込んだ。 「岩城さん、あの・・・。」 「はい?」 岩城が小首を傾げた。 スタッフは、言いにくそうに口を開いた。 「あの・・・大丈夫でしょうか、香藤さん。」 休憩の後、白石が吉永に煽られて押し倒すシーンを撮る。 第1回の撮影と違い、キスも本格的だ。 これまでの撮影を見学に来ている香藤の様子を思い出して、 岩城は苦笑した。 「大丈夫です。何か言い出したら、追い出しますから。」 香藤が顔を顰めて見つめる中、 岩城は白石の部屋のセットの中へ入っていった。 小野塚がその前に立つ。 ベッドに腰を下ろし、吉永はネクタイを外した。 前髪が落ち、顔にかかる。 「さて、どうするんだ。服を脱ぐのは一向に構わないが、 今日は、ブラン氏と何もなかったかも知れないだろう。 それともこの先俺にずっと張り付いてるつもりか。」 見つめられて、白石は搾り出すように答えた。 「・・・分からない・・・答えが分かった所で・・・ 多分どちらであっても・・・きっと、治まらない・・・」 白石の握り締めた拳が震えていることに、吉永は気付いた。 「ムカムカすんですよ!」 ふと、顔を上げると白石の歯を食いしばった顔があった。 「あんな見事な外交をやってのけるあなたが、 そんな下卑た手段を使うのも、 謂れのない噂をされんのも・・・!!」 「・・・矛盾してるな・・・疑うだけの材料を持っておきながら、 俺に高潔さを求めるのか。 疑いながら信じたい―――か・・・ お前にそこまで思われる理由がわからないな。」 見上げる吉永に、白石が顔を赤らめる。 吉永はゆっくりと立ち上がり、白石がはっとして見つめる。 「その義兄の身体を調べると言って部屋に連れ込むのか? 普通そこまでしない。」 吉永が白石の間近に立ち、じっとその顔を見つめながら続ける。 冷静に考えれば分かる。 各国大使は皆男色かと。 そんな方法で得た人脈で信用や尊敬が得られるのか。 そして、そこまで干渉される理由がどこにあるのか、と。 吉永が、白石の唇の傍で顎を上げ、訳を言えと迫る。 目の前の、壮絶な吉永の色香に、白石が煽られていく。 自信無さげに呟くような白石。 吉永の唇が、いよいよ、白石の唇に触れそうな距離になる。 なお、白石を追い詰めていく、吉永。 「理由にならない。 国の為にまだ何も成してないひよっ子にそれを言う資格はない。」 「・・・姉さんに対しあまりに不誠実だ・・・。」 「それも理由にならない。情より国益を選んだのはお前だ。」 白石の呼吸が荒くなっていく。 「なのに、なぜ事実、国益に適うであろう行為を認められない。 なぜお前は俺の汚れた噂に腹を立てる。」 白石の全身が震える。 「また分からないと案件を先送りするつもりか?」 白石が、耐え切れなくなって吉永に抱きついた。 抱きしめられて、吉永はニンマリと笑う。 「・・・そういう事だ。」 そのまま、白石は吉永をベッドへ押し倒した。 「ぎゃあっ・・・・・」 カメラの後で、派手な悲鳴が上がった。 一斉に全員が振り返り、その声の主を唖然として見つめた。 「やっ・・やめてよぉ!!!」 スタジオ中に響き渡る声に、ベッドの上に岩城は脱力した。 「・・・あの馬鹿・・・。」 小野塚が、岩城に重なったまま笑いこけていた。 カットの声がかかり、 岩城はベッドから起き上がって香藤に詰め寄った。 「お前、いい加減にしろ!仕事の邪魔だ!」 「だ、だって・・・。」 「だって、じゃない!」 「で、でも・・・。」 「まだ、言うか・・・?」 思い切り冷たい顔で、岩城が床にへたり込む香藤を見下ろした。 「・・・出て行け。」 スーツを着てシャツの前をはだけたしどけない姿の岩城を、 香藤は情けない顔で見上げた。 「岩城さん・・・。」 「なんだ?」 片眉を上げて、岩城は香藤を見返した。 「ひょっとして・・・自覚しちゃった?」 「何をだ?」 眉をひそめる岩城に、香藤は盛大に嘆息した。 金子に引っ張られるように、香藤はスタジオから出て行った。 「次の撮影、来るんですかね?」 「来るんだろうな・・・先が思いやられる。 前回も思ったけどね。」 岩城の苦笑に、小野塚が肩を揺らして笑っていた。 ドラマのラストは、白石のモノローグ。 ひっくり返されたと 気付いたのは・・・ 取り返しがつかない事を した後だった―――・・・ 〜続〜 2005年9月23日 |
|||
| 本棚へ | |||
| BACK | NEXT | ||